2012年4月24日火曜日

iPhone4にはSIMゲタがよく似合う

アップルのスマートフォン「iPhone」を新品状態からSIMロックフリーで販売している国は、香港やタイなどまだまだ少数派です。しかも、SIMロックフリーのiPhone4、4Sでは、CDMA2000 1X WINが使えなくなるという機能の制約があり、どうしてもau(KDDI)などCDMA 1X系のキャリアからiPhone4Sを購入した人は、SIMロック解除(「脱獄」)に踏み切れないのが実情です。これを解決するには、iPhone4以降で使われている「microSIM」(マイクロシム)というカード形状に対応したSIMゲタを使う必要があります。

いつものMBKセンター(パトゥムワン区)4階にあるサービス店によると、iPhone4でOS(iOS)のバージョンが4.2以前であればソフトウェアによるSIMロック解除ができるとの回答を得ましたが、4.3.3以降ではSIMゲタの購入が必要。米国のメーカーが製造した「GEVEY Ultra」(ジビーウルトラ)というゲタが、700Bt.で手に入りました。

iPhone4のSIMカードホルダーにまずGEVEYを載せ、その上にGEVEYの半導体の形に合わせてカットした地元キャリアのmicroSIMカードを重ねて本体に挿入します。この作業は下手をするとSIMカードを壊してしまう恐れがあるので、できれば購入したお店でやってもらってください。
電源を入れるとまずプログラムが読み込まれ、メニューが表示されるので「了解」をタップ。そこからしばらく置くと、アンテナが1本だけ立つので「電話」から「112」にダイヤル。5秒後に切ったら、ホームから「設定」をタップします。そして、「機内モード」のオンオフを繰り返せば、SIMカードが認識されて使えるようになります。
この状態では、iPhone4本体やiOSは全く改造していないので、SIMカードとGEVEYを外して、元からあったSoftbankのUSIMカードや、au ICカードに差し込み直せば、本国で通常通りにiPhone4を使用することができます。

なお、iPhone4Sの場合は同じメーカーから出ている最新版の「GEVEY Ultra S」でないと機能しないので、くれぐれも間違えのないようにしてください。値段も変わってきます。