情報技術省(MICT)はTOT(国内電話公社、ラクシー区)と連携して、全国主要都市で公衆無線LANを無料で使える「ICT Free WiFi」プロジェクトを始動させています。首都圏政庁が2008年から取り組んでいる「GREEN BANGKOK WiFi」プロジェクトの全国版とお考えいただければ早いのですが、バンコク首都圏でも十分、利用に値するものです。
まず、お手元のパソコンまたはスマートフォンから、「ICT_FREE_WIFI」というSSIDを探して接続します。接続したら、ブラウザを開くとログインページにリダイレクトされるので、そこで「Register」をクリック。外国人の場合は、IDの種類のところで「Passport No.」を選択し、自分のパスポート番号を入力します。住所はタイ国内であれば適当でOKです。登録が完了すると、「WICT」で始まるユーザーIDとパスワードが表示されるので、書き留めておきましょう(もちろん同じものが登録したメールアドレスにe-mailされてきます)。あとは、与えられたユーザーIDとパスワードでログインすれば、インターネットにつながります。
速度は下り2Mbps、上り512kbps。スマートフォンからクライアントソフトでtwitterのタイムラインを追いかけたり、ニュースなどのWebサイトを読むには、十分なスピードです。GREEN BANGKOK WiFiでは、下り2Mbpsで使えるのが1ヶ月に5時間までと制限されており、無制限に使おうとすると、なんと64kbpsというISDN回線並みのスピードしか出ません。また、バンコク首都圏から出てしまうとGREEN BANGKOK WiFiは使えなくなるので、地方に行く機会がある方などTraveler's Supportasiaをご愛読いただいている皆さんであれば、実務面でICT Free WiFiに軍配が上がります。
ただし、ユーザーIDとパスワードは登録日から6ヶ月間有効で、期限が来たら再登録する必要があります。
2012年3月19日月曜日
全国主要都市で無料WiFiを使い倒す
日本時間 0:00
ラベル: タイ , バックパッカーの通信手段 , バンコク , 実務向け