1999年から10年以上も継続して運営され、性風俗目当てでタイを訪れる男性の手引き的なサイトとなっていた「外道の細道」の管理者、外道紘こと新井知宏さんが15日、多臓器不全のためサムットサコン市の病院で亡くなりました。享年47歳。サイト更新、メールマガジン「煩悩の夕暮れ」とも、2月28日付けが遺稿となってしまいました。
外道の細道に「コンチャンのゲドタイ講座」を連載していたコンターンチャンワットさんのブログ「タイ語婆婆母母」によると、やはり外道の常連投稿者の一人で煩夕の編集後記でも名前を見る機会のあった座頭市2550さんから
「本日外道紘が入院いたしました。当面メルマガの更新ができません。大変お手数ですが、ブログで告知をお願いします」
とメールがあったとのこと。コンさんはいつものことだろうと思って
「紘さんが豆腐のカドに頭ぶつけて怪我した模様」
と茶化したものの直後にコメントで
「ヒロはかなりの重症。本日もICUでこれが本当の廃人だと
身を呈して教えていただきました。(中略)
冗談はさておき危篤ではないですがあまりよろしくありません」
と来ました。そして15日朝になって容体が急変したとのことで、コンさんは病院に駆けつけ最期を看取りました。そして別の常連投稿者Dr.フェラありさんに連絡が行きました。彼のブログ「赤はげ先生のヅラヅラ草」から引用します。
「さっきブログを更新して**さんを思いっきりバカにしたばかりなのですが
外道紘は本日(3月15日)午前10時頃永眠したそうです。享年47歳(多分)。
たった今コン先生からタイ発の国際電話がありました」
外道の細道は1999年8月20日に誕生。タイ風俗の全分野を読者からの投稿情報で網羅するWebサイトとして、絶大な信頼を得てきました。最近は周辺諸国や在日タイ人コミュニティの情報も扱うようになり、常連投稿者専用のSNS「外道無宿」に濃い情報が流れたりしたものの、紘さんが倒れる直前には煩夕読者は8,000人に増え、毎日数本の投稿が途切れることなく寄せられていました。