10月29日(土)の朝、チャオプラヤ川は今月最大級の満潮を迎えました。前記事「首都圏中心部にも浸水の危険」で取り上げた王宮やタマサート大学のそばのマハラート通り(プラナコン区)では、タープラチャン桟橋やその隣のマハラート桟橋から溢れた水が、道路伝いに王宮前広場西側のナープラタート通りまで達してしまいました。しかし、水の深さは20cm程に留まり、マハラート通りを通行しているバスもナープラタート通りへの迂回で済んでいます。
(画像1:[53]の車内から王宮前広場西側の浸水状況を見る。10月29日午後6時撮影)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQsBbIQ945OQ22bTYxWKJ87HR5bXdXYR5KmTHJcTJmYLXEfb6wnt8vZwzGuswWkCsQM4SHUm6yrrPx_9Vl4yAdjIBZFkNkUCQbtOirX4BL6sdymMadcmD1x3GtXHUmdW7UKWVx/s320/435895192.jpg)
(画像2:サンティチャイ公園前のプラアティット通りは最小限の水量に留まる)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiPVCRG3f2moMsM3mPTiO2STmPul13CkJv6IAmjXq-UBpAqnUp64a-6LABMwCbNQAcki5MTSD0kZpBlP74vM15Cs8LhBIbAGbRuYY1k_h2AGW1Bhms_ws7NjGAIRPQ7_k1POkan/s320/DSC01346.jpg)
(画像3:サムセンソイ5のパクソイから川の方向を望む)
インラック・チナワット首相は29日朝8時30分から国営NBTテレビで放送された定例演説の中で、
「アユタヤ・パトゥムタニ両県では水が引いている地域がある。バンコク首都圏内でも早ければ11月上旬にも水が引き始める」
と述べました。バンコクの空模様は既に雨期明けの様相を呈しており、カオサン通りやシーロム通り、スクンビットといった中心商業地区への被害は回避できる可能性が高くなってきました。