2011年9月19日月曜日

ユニクロタイ1号店が開店

 日本を代表するカジュアルウェアブランド『ユニクロ』がタイでの正規販売を開始し、第1号店がセントラルワールド3階にオープンしました。ASEAN域内でユニクロの正規販売が行われるのは、シンガポール、マレーシアに次いで3カ国目。ユニクロでは、年内に3店舗を立て続けにオープンし、早期に地方へも進出してゆくゆくは100店舗体制を目指します。

(画像1:タイ人客で賑わうユニクロセントラルワールド店。9月18日撮影)


 タイではこれまで主にカンボジア経由の横流し品がアランヤプラテートの国境を通って、ウィークエンドマーケットや王宮前広場近くの古着を扱う露店へ、稀に入荷するだけでした。在日の親族や就労者にお土産で買ってきてもらうタイ人も多く、正規販売の開始が待ち望まれていました。

 ファーストリテイリング(山口市、東証1部上場)と事業子会社のユニクロ(東京都港区)では、三菱商事(東京都千代田区、東証1部上場)のタイ現法『ミツビシカンパニータイランド』(バンラック区)を合弁相手に現地法人『ユニクロ・タイ』を設立。タイ1号店の設置場所を探した結果、ASEAN圏内最大規模の旗艦店にふさわしい場所としてセントラルワールドが選ばれました。

(画像2:工事中段階。「東京からバンコクへ」の文字が目立つ。7月1日撮影)

 9月9日11時に正式開店となり、初日には2,500人以上が行列を作りました。オープンから10日が経った昨日18日も、タイ人客の注目は抜群で、一度に入店できる人数を制限するなどの措置が取られていました。

 価格は日本とほぼ同等を目指したといい、Tシャツ390Bt.、男性用ポロシャツ590Bt.、ボクサーブリーフ2枚390Bt.など。ビジネスバッグ1,990Bt.も注目を集め、その一方で日本で冬物となるフリース、ヒートテック、ダウンジャケットなども常時置かれます。