シンガポール航空(SQ=SIA)は2011年3月からの夏スケジュールでシンガポール~ロサンゼルス線にエアバス380を投入することを発表したと、ロイター通信がシンガポール発で報じました。しかし諸般の事情で、直行便ではなく現在B744を使用している成田経由便に適用されるといいます。
《2011年3月27日から有効》
SQ012 SIN0925~1730NRT1915~LAX1330 DAILY
SQ011 LAX1545~1915+1NRT2015+1~SIN0310+2 DAILY
(機材はエアバス380 SIAスイート=スーパーファーストクラス12席、SIAビジネス=ビジネスクラス60席、エコノミークラス399席)

SQ038 SIN1630~LAX1600 DAILY
SQ037 LAX2000~SIN0610+2 DAILY
(機材はエアバス345 SIAビジネス=ビジネスクラスのみ100席)

SIAでは需要が特に旺盛で空港側の対応も早かったオーストラリアや欧州の路線を中心にエアバス380を投入し、日本へも2008年から運航していますが、アメリカへの毎日運航を行っても余裕のある機体数が揃う来年春から、成田経由アメリカ便のB744を代替することにしたものです。
SQ011の成田発が従来よりも1時間遅くなり、チャンギを朝に発つASEAN域内諸都市行きフライトへの接続時間が短縮されます。しかし東京を夜に発って翌朝そのまま接続という意味では、羽田発のSQ633の方が出発時間が遅く、その分チャンギ空港での接続時間も短くなっています(前記事「SIA、羽田~シンガポール線の時刻を発表」参照)。
同時に、現在エアバス380で運航している成田止まり便の機材をエアバス333に変更して、提供座席数は現在とほぼ同等に調整します。
《シンガポール発2011年3月26日、成田発3月27日から有効》
SQ638 SIN2355~NRT0800 DAILY
SQ637 NRT1130~SIN1800 DAILY
(機材はエアバス333 SIAビジネス=ビジネスクラス30席、エコノミークラス255席)