タイでは昨年12月から、3G携帯電話のサービスが始まりました。現在はTOT(国内電話公社)が運営する「TOT3G」(旧名タイモバイル)が中心になり、TOTと契約した業者によるMVNO(仮想移動体キャリア)も出てきていますが、そのうちの1社「i-KOOL Real3G」が、iPhoneやiPadを持って来る外国人旅行者には非常に有益だとのことです。
(画像1:TOT3GのSIMカード。タイの3Gでは最も特徴がない)
「i-KOOL」は、地場の総合商社「LOXLEY(ロックスレイ)」(クロントイ区)がTOTと契約して展開しているMVNOで、TOT3Gのサービス開始とほぼ同時にスタート。現在は、バンコク首都圏中心部だけの展開ですが、今後、TOT3Gの設備増強に合わせてサービス地域を拡大していく予定です。
Traveler's Supportasiaとも交流のある日本発面白ニュースサイト「ロケットニュース24」の編集スタッフ、Kuzoこと工藤博和さんが、取材でタイを訪れました。5月に発売になったばかりのiPadを持っての来タイでしたが、i-KooLのSIMカードを入手、快適に仕事をすることができたと述べています。
i-KOOLは現在、転送量1GBまで99Bt.というデータ伝送のプロモーション(i-KooL 1000MB)を行っており、その有効期限が10日以内なので、短期の旅行者には最適。有効期間が切れたり、転送量が上限に達しても最寄のセブンイレブン(カウンターサービス取扱店)で追加分を購入することができます。動画のダウンロードなどでどうしても安心感が欲しい方には、転送量5GBまで499Bt.(1ヶ月有効)のプラン(DataSIM499)も用意されています。
(画像2:I-KooLのSIMカード。データ伝送中心の使い方なら勝手が良い)
iPadの携帯電話機能内蔵タイプは日本を除き使用する携帯電話会社に制限のない「SIMフリー」で売られており、SIMカードのサイズを調整する必要があるものの、バンコク首都圏内で使うのならi-KOOLのSIMに差し替えるのが絶対にお勧め。海外でSIMフリータイプのiPhoneを入手されたり、SIMロックを解除したりして使っている方にも同じことが言えます。
SIMカードの販売箇所が限られているのが難点。次に挙げる場所で購入することができます。
・ロックスレイ本社(クロントイ市場近くナーロン通り)
・ロックスレイサービスセンター(チャトチャック区パホンヨーティン通りソイ19)
・マーブンクロンセンター(4階に取扱店3店あり)
・パンティッププラザ(2階に取扱店あり)
・セントラルワールド(4階ソニーエリクソンショップ、近く再開予定)
・フォーチュンタウン
・スアパプラザ(チャルンクルン通りスアパ交差点角)
・ZEERランシット
・フューチャーパークランシット(ITゾーン3階ソニーエリクソンショップ)
・インペリアルサムロン(4階NOKIAショップにあり)
・ザモールガムウォンワン(3階Wellcomショップにあり)
・シーコンスクエア(2階)
・セントラルプラザピンクラオ(4階ソニーエリクソンショップ)
来年には大手3社も本格的な3Gサービスを開始する予定で、競争はさらに激しくなります。この機会にタイでも超快適なモバイル環境を味わってみませんか?