2月17日の従来型ミニバス運行停止と前後して、次々と路線に投入されたオレンジ色の新型ミニバス。一部の路線では最新の急行(エアコン)バスとよく似た、中国製のワンステップバスが走り始めています。
新型ミニバスは全長約9メートル、日本で「中型」と呼ばれるいすゞmioや、UDスペースランナーRMとほぼ同じ大きさになっています。燃料は当然、天然ガス(CNG)燃焼を採用。
(画像1:[1]の運用に入る新型ミニバス)
(画像2:ワンステップバスの床面はこんなに低くなった)
ワンステップは、2007年から民間委託路線を中心に順次導入が進められてきました(前記事「CNGワンステップバスの時代、始まる」参照)が、タイ人の超低所得層も利用する庶民の足、ミニバスにも導入されたのは大きな前進といえます。今回の新型ミニバス導入にあたって政府では、全額出資するSME銀行(中小企業振興金融公庫、パヤタイ区)を通じて買い替えを希望するドライバーに融資を行っており、対象となった車の正面窓ガラスにはSME銀行のシンボルマークが貼られています。