最終決戦5日目の17日、非戦闘員に対するラチャプラソン周辺からの退避期限とされた午後3時を過ぎても、陸軍による実力行使は行われませんでした。その一方で、ディンデン三つ角(ラチャテーウィ区)とルンピニスタジアム前(パトゥムワン区)にいるUDD軍戦闘員はさらに過激化しています。
MRTブルーラインクロントイ駅(クロントイ区)の2ヶ所の出口には古タイヤが積まれ、万が一陸軍が突入した場合には燃やすのではないかと董事長ふくちゃんは見ています。
(画像1:クロントイ駅1番出口に積まれた古タイヤ)
クロントイ駅から100m程西寄りの高速道路との交差点には、UDD軍の後方支援要員や地元市民ら数百人が待機し、ルンピニスタジアム前で燃やす予定のタイヤや、戦闘員に渡される水や食料などをトラックに積んで運んでいました。
(画像2:1台のトラックが物資補給を終えて戻ってきた。後方ではタイヤが燃えている)
ルンピニ周辺にはマレーシアホテルなど、古くから旅行者に親しまれてきたホテルやゲストハウスがあるため、いつ外国人が巻き込まれてもおかしくありません。宿泊者はスアンプルー通り方面へ抜けて脱出しているようですが、心配になります。
クロントイ市場でも半分以上の商店が休業しています。セブンイレブンではUDD軍が略奪に動く可能性を見越して店の前をトタンで覆うところも出ています。