2009年11月12日木曜日

SIA羽田線「復活」決定

 シンガポール航空(SQ/SIA)は、2010年10月に予定されている東京・羽田空港D滑走路の運用開始と同時に、羽田~シンガポール(チャンギ)線を毎日2便運航すると発表しました。ただ実際には、マレーシア航空(MH)と現在のSIAが分かれる前、「マレーシアシンガポール航空」(MSA)時代の1968年から、成田開港直前の1978年5月19日まで運航していたため、32年ぶりの復活ということになります。
 現在毎日2便(うち1便は成田経由ロサンゼルス行き)を運航している成田~シンガポール線は今後も存続。羽田・成田を合わせたSIAの東京線は毎日4便にまで増えます。

 シンガポールの航空政策当局「ATRC」から認可を受けた計画によりますと、チャンギ空港を夕方から夜にかけて出発して、羽田に深夜に到着。そのまま早朝までに折り返す予定です。機材はSIAで最も標準的なB772ERか、エアバス333が予定されています。

 実際の就航まで1年近くある今発表することで、再国際化後の羽田に乗り入れを表明する(韓国・中国以外で)最初の航空会社になろうという意図が伺えます。