2009年2月7日土曜日

空港アクセス路線が民間委託に!

 首都圏バス公団は、2006年9月の運行開始から赤字が続いていたスワンナプーム空港とバンコク首都圏各地を結ぶ路線を、昨年12月から民間事業者による委託運行に変更しました。
 対象となったのは[555](1管区所管)と[556](7管区所管)を除く全路線。外国人旅行者の乗る機会が比較的多い、[551](戦勝記念塔急行ターミナル行き)が含まれています。

 スワンナプームショックの時に、空港アクセス路線は10日近く運休せざるを得ませんでした。公団では空港路線に使っていた車を他の路線に転用しましたが、12月になって再開という時に、車を元の路線に戻すことはありませんでした。公団は慢性赤字で新車を導入するのも大変。ならばこれをきっかけに民間事業者に委託してしまえば、民間のほうで新車を導入してもらえると踏んだのです。
 委託先に選ばれたのは、[29][40][504]で既に実績のあるプレミア・マネジメント社。他の路線と同じ、中国製のCNGワンステップバスを空港路線に一斉投入してきました。運賃も変更なく、戦勝記念塔急行ターミナルまで34Bt.です。
 ただし、民間委託と同時に空港ターミナルへの乗り入れは廃止され、全路線が公共バスセンター発着で運行されています。このため、バスを利用するには以前の通り、シャトルバスで公共バスセンターとターミナルをつなぐ必要があります。

 エアポートリンクに太刀打ちできる環境は整いました。後は、皆さんの支持にかかっています。