2008年9月19日金曜日

鉄道の無料運行、RAPにも拡大

 鉄道庁は、8月1日から実施している3等車の無料化措置(前記事「タイの列車、バスが無料に」参照)を、一部の快速列車にも拡大しました。普通列車のみとした当初の対応(前記事「鉄道3等の無料席、中途半端に」参照)がサマック前首相ら閣僚から非難を浴びたためです。

 3等車が無料となる快速列車は、次の各列車です。

RAP109(ファランポーン14:30~チェンマイ5:00)
RAP133(ファランポーン18:40~ノンカイ7:20)
RAP145(ファランポーン15:20~ウボンラチャタニ3:35)
RAP171(ファランポーン13:00~スンガイコロク10:45)

RAP102(チェンマイ6:45~ファランポーン21:10)
RAP134(ノンカイ19:15~ファランポーン8:00)
RAP146(ウボンラチャタニ8:45~ファランポーン21:00)
RAP172(スンガイコロク11:30~ファランポーン8:45)

 董事長ふくちゃんは9月19日にファランポーン駅からRAP171に乗りました(3等ではなく寝台でしたので、運賃は払いました)が、8両(ハジャイで3両切り離し)連結された3等車は、相当の混雑となっていました。

(画像1:ファランポーン駅の発車案内板にも「3等無料」の文字が出た)

(9月23日追加)
 ただし、この対応で外国人が3等の乗車券を売ってもらえないなど、一部に差別的な対応が目立ちます。
 スンガイコロク駅(ナラティワート県)での一コマ。

ふくちゃん「サラヤまで3等1枚」
駅員「タイ人は3等車なら無料だけど、対象列車の3等に外国人は乗れません
ふくちゃん「嘘つけ!! 前のファランがハジャイまでの3等の切符、正規料金払って買っていったのはどういうことだ!?」
駅員「…(事務所の奥で駅長に確認)…OK」

 こうして何とか、3等の切符を手に入れた(もちろん正規料金、285Bt.は払いました)のですが、出てきた切符は手書き!! 全有人駅にオンラインが配備されているタイ国鉄で、手書きの切符を見るのは極めて稀です。
 しかも、董事長ふくちゃんの前に並んでいた欧米人は、実は3等ではなく、2等座席(ハジャイまで176Bt.)を売りつけられ、買ってしまったとのこと。無料化措置でタイ人からの現金収入がない分、外国人旅行者に高い席を売りつけて損失分を確保しようというやり方は許せません。外国人も正規料金を払えば3等に乗れるのです。はっきりと権利を主張して3等の座席を確保すべき!!

(画像2:手書きの切符はこういう感じだ)