最高行政裁判所は8月30日、運輸省が首都圏バス公団に対して出していた値上げを事実上禁ずる措置(前記事「公団バス無期限値上げ禁止」参照)を無効とする判決を下しました。このため、首都圏バス公団は9月1日から2年半ぶりとなる値上げに踏み切りました。民間委託各社も同時に実施し、今回は足並みが揃った形です。
公団が運行する赤バスのうち、無料運行(前記事「タイの列車・バスが無料に」参照)の対象となっていない車については、従来の7Bt.から一気に2Bt.もの値上げで9Bt.に。急行バスも各区1Bt.ずつ上乗せされています。
ただし、白バスについては対応が割れており、8.5Bt.から10Bt.に値上げした車もあれば、8Bt.のままで据え置いている車もあります。董事長ふくちゃんは9月4日に[25]でチットロム駅とファランポーン駅の間を乗り、運賃が8Bt.で据え置かれているのを確認しています。この路線は昨年10月の値上げ(前記事「白バス、値上げ対応割れた」参照)の時も運賃を据え置いています。
また、9月5日には[159]でセントラルワールド~チャイナタウンホテル、続けて[35]でジュライロータリー~パンファ橋を乗りましたが、どちらも10Bt.に値上げされていました。