サマック・スントラウェート首相の辞任を求めている反政府勢力「民主主義のための市民連合」(PAD)が暴徒化しており、首相府を占拠するどころか、空港や鉄道にまで勢力を拡大し、バックパッカーも一部影響を受けています。
鉄道庁は機関士が一斉に休暇願いを出して(公的機関にはストライキ権が認められていないので)事実上のストライキに突入。一昨日から一部列車が運休となっており、旅行者はファランポーン駅で運行の事実を確認する必要があります。もし運休ならば払い戻しを受けた後モーチット2、または新・南バスターミナルに向かわないといけませんので、できればこの数日間は列車を避け、特急バスを利用したいところ。どうしても列車を使いたいなら出発の2時間前にはファランポーン駅に到着しましょう。
南部在住のPAD支持勢力はプーケット国際空港、クラビ、ハジャイの3空港に同時に突入し、運航を止めさせました。プーケットには国際線も発着するため、到着予定だったツアー客や欧米人バックパッカーが大きな影響を受けています。ただし、バンコクにあるスワンナプン、ドンムアンの両空港には大きな支障はありません。