中国国務院外交部(外務省)は、8月の北京オリンピック前後の警備を強化するため、外国人に対するビザの発給要件を一時的に厳しくしています。
在バンコク中国大使館領事部によりますと、4月15日から9月18日の間にLビザを申請する外国人は、タイから中国に出入国するときの交通手段が飛行機に限定され、かつ、往復の予約が確定済みのeチケット領収書を提示しないと申請が不受理になります。この時の利用便は、バンコク・スワンナプン空港から中国内の都市への直行便でなければなりません。行き先が香港もしくはマカオですと「現地の中国総領事部で相談してほしい」として不受理になる恐れがあります。
タイからラオスに入国後、ビエンチャン・T2バスターミナルから昆明行きの国際バス(前記事「ビエンチャン、T2バスターミナルから北へ」参照)に乗ろうと考えている人も、バンコクでビザを事前に取っていくことはできません。この場合は、「在ビエンチャン中国大使館領事部で相談してください」(領事部担当官談)とのことです。
同様に、空路(タイエアアジアなど)やラオスからの陸路でベトナムを経由して中国へ向かおうとするバックパッカーも、在ハノイ中国大使館(ベトナム)でビザを取得しなければならなくなります。