特急バスの質を巡る戦いは、これまでバンコクから500km以上の長距離が中心でしたが、300~400km程度の中距離にまでエスカレートしてきました。
民間委託大手「ナコンチャイエア」(バンコク首都圏チャトチャック区)が[32]モーチット2~ブリラム線でVIPバスの運行を始め、これまで同路線をリードしてきた特急バス公社もVIPバスで対抗せざるを得なくなりました。しかし、スーパーVIPを運行するには距離が足りません(バンコクからの距離が600km以上が目安)。そこで4列シートのVIP32を投入することになりました。
(画像:ナコンチャイエアのブリラム行きが発車を待つ。モーチット2で撮影)
《モーチット2~ブリラム間、公社VIPバス》
(モーチット2発) 8:00 21:00 22:30
(ブリラム発) 8:00 9:10 21:30
《モーチット2~ブリラム間、ナコンチャイエア社VIPバス》
(モーチット2発) 10:00 21:30
(ブリラム発) 8:30 21:00
このままでは、列車は低所得層とバックパッカーだけの乗り物になってしまいそうです。