特急バス公社のウティサット社長は14日、原油価格が一時の暴騰から若干とはいえ安定してきたことを理由に、昨年から実施を検討している運賃値上げを延期する方針を明らかにしました。バレンタインデー当日の発表だけに、全タイ国民と外国人旅行者への思わぬプレゼントとなりました。
前記事「公社と民営で料金に差が!」でお伝えしている通り、民間委託事業者は昨年10月15日から値上げを実施しています。しかし、公社直営便の値上げ実施は昨年10月の時点で3ヶ月間凍結され、さらに今年に入って3月1日まで見送られていました。ウティサット社長によりますと、値上げ見送りの期間を4月30日まで延長するとのことです。
たとえば、[23]バンコク~ノンカイ線では、1日2便ある公社担当の2等特急が350Bt.なのに対し、1日8便ある民間「407パッタナ」社担当2等便の運賃は375Bt.と、公社のほうが若干安くなっています。この状態が4月まで続くことが確定した訳です。