2008年1月3日木曜日

王姉殿下が薨去、タイ15日間服喪へ

 国王府の発表によりますと、かねてから治療に専念されていたラマ9世プミポン国王の実の姉、カラヤニ・ワッタナ内親王殿下が2日午前2時54分(バンコク時間)、リンパ腺ガン悪化のため亡くなられました。84歳でした。

 国王府は全国民に15日間の服喪を要請し、黒系の衣類を着用するよう推奨しています。また、各省庁と首都圏政庁に主催予定だったすべての行事を15日間(16日まで)中止するよう指示しました。

 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

(1月4日追加)
 
バンコク首都圏の飲食店や商店は通常通り営業しており、選挙の時と違って酒類の販売規制もありませんので、表向きは平静です。
 しかし、タイ国内のテレビはテロップがすべて白黒ベースに変えられ、キャスター陣も男性は黒の背広に黒のネクタイ着用、女性も黒のスーツで番組に出演しています。特にTITVでは、不要不急と判断された娯楽番組の多くが中止になってしまっています。

(1月5日追加)
 セントラルワールドを訪れたところ、大晦日の夕方にはカウントダウン目当ての客で賑わっていたビアガーデンがすべて撤去されていました。当初1月下旬までの予定だったのですが、服喪となったため予定を繰り上げて今季の営業を終了したとのことです。