2007年3月30日金曜日

入国スタンプの誤りは即刻訂正せよ!

 ビザなし6ヶ月90日ルールでは、基準日から起算してビザなしで61日以上滞在していると、次回のビザクリアの際に、上限の90日に達するまでの残り日数しか在留許可が与えられません(前記事「ビザなし60日以上の在留者は注意」参照)
 スワンナプンやチェンマイなど空港では入国審査官がロクにパスポートを見ずに30日の在留許可を押してしまうことがありますが、その場合、それまでのビザなし滞在日数と合わせて90日を超える部分については無効になります。タイの移民法では、「入国審査の際に与えられた在留許可は本人が責任を持って管理すること」とあり、間違いがあれば申告して訂正を受けなければなりません。パスポートをよく見て、万が一そのようなスタンプを押されたら、直ちに担当官ないしは上官に申し出てスタンプをキャンセルしてもらってください。上官が改めて日数を計算の上、90日までの残り日数分をスタンプしてくれます。
 間違ったスタンプを訂正せずに「90日ルールを回避できたぞ、ラッキー!」と審査場を抜けてしまってはいけません。そのスタンプで30日後に出国しようとすると、出国時の再計算で90日を超える部分についてオーバーステイ扱いとみなし、1日あたり500Bt.の罰金を科されます(前記事「実践、オーバーステイ処理」参照)

 昨年10月にビザなし渡航をクリアしている方はそろそろ、次の基準日設定が気になるところ。基準日も日数も罰金も、すべては自己責任です。タイ生活を1日でも長くエンジョイするために、しっかりとしたリスク管理を心がけましょう。