2006年10月27日金曜日

トラベラーズロッジ、元気です


 カオサン初の日本人経営ゲストハウスとして知られた「カオサントラベラーズロッジ」に最近、秋波が吹いているという噂を耳にしました。しかし、そういうことはありません。むしろ、良い方向に向きつつあります。

 同一経営の姉妹店「さくらハウス」の方が、確かにマンガ喫茶の基本料金免除など、沈没旅行者には嬉しい(!?)特典がいくつも用意されています。しかし、わざわざバンコクまで来てマンガ喫茶なんて必要ない、泊まるところと飯さえあればいいんだというお客様には、トラベラーズロッジのほうが有利な場合もあるんです。

 エアコンドミ(150Bt.)なら、さくらハウスとほぼ同等の環境が期待できます。2階の休憩設備には、さくらのそれには1桁かないませんがそれでも2,000冊の本があります。
 1階「旅人食堂」は6年間の実績がモノをいう。ヒレカツ定食(90Bt.)、そうめんなどの日本食を中心に、ご飯セット(朝食11;30まで30Bt.、それ以降50Bt.)など日本人にうれしいメニューを用意。SINGHA樽生ビール(40Bt.)も好評です。ロッジ宿泊者と部外者との交流の窓口にもなっていて、管理者ふくちゃんはこの旅人食堂で日本時代に勤めていた会社を依願退職すると決断した思い出があります。
 ただ、「店長」こと荒畑栄一郎さんがいるときにはできた航空券の発券業務が現在できなくなっています。しかしそれも、ロッジ宿泊者の利用が多いナイストラベル(ママズゲストハウス隣)に来ればいいだけの話で、全然問題はありません。

 この秋で前身の「チャイディーゲストハウス」から数えて7年目に突入。安定感を増したトラベラーズロッジが、邦人バックパッカーの溜まり場としての地位を不動のものにします。