2006年2月21日火曜日

【超重要】オーバーステイの罰金、値上げ

 タイ移民庁は3月15日(水)から、外国人のオーバーステイにかかる罰金を大幅に引き上げると発表しました。

 現在は1日あたり200Bt.の罰金ですが、一気に2.5倍の1日あたり500Bt.に引き上げられます。



 既にオーバーステイになっている方は、3月14日(火)までにご自身の意思で最寄の陸路国境に向かうか、移民庁本庁(バンコク・スアンプルー通り)に自首、もしくは緊急帰国を決断されることをお勧めします。万が一出国が3月15日以降に遅れると、これまでの累積も含めたオーバーステイ期間すべてについて改定後の罰金額で引き直され、陸路国境や空港で支払不可能になって移民警察に摘発される可能性があります。
 現在有効な在留資格でタイにおられる皆さんも、パスポートに記載の在留許可期限をこれまで以上に厳重に管理してください。

 また、これまでは期限後1週間程度であればビザ延長よりもオーバーステイのほうが安いという逆転現象が起こっていましたが、改定後は4日以上の延長ならば正規のビザ延長手続き(1,900Bt.、要写真1枚)、あるいは最寄の陸路国境から一度出国後にビザ無しで再入国したほうが安くなります。
 ただし、罰金の上限は20,000Bt.で変更ないため、上限金額に到達するまでの日数が100日から40日に縮まり、既に長期のオーバーステイとなっている在留者には結果的に有利な改定となってしまっています。

 ラノーンの移民庁現地事務所で事実を知ったあるイギリス人在留者はTraveler’s Supportasiaの取材に対し

「今回も含めて最近3回連続でオーバーステイし、合計9,000Bt.払っているからなぁ…次回オーバーステイになったらめちゃくちゃ高くなる」

と嘆いていました。