2005年12月28日水曜日

トラートからカンボジアへ

《バンコク⇔トラート》
 この区間を鉄道で進むのは不可能です。選択肢は2つ。

1.特急バス
2.ツーリストバス

 特急バスはモーチット2(北バスターミナル)エカマイ(東バスターミナル)の両方から発着していますが、本数はエカマイのほうが圧倒的に多くなっています。また、トラート行きに時間が悪く乗れない場合でも、エカマイからならチャンタブリ行きに乗って終点でトラート行きの急行に乗り換えることもできます。
 エカマイ発トラート行きは60分~90分間隔で出発。2等210Bt.、1等230Bt.。 ただし、2等には344号バイパス経由とパタヤ・サタヒップ経由があり、パタヤ経由は1時間ほど余計にかかります。

 エカマイからのトラート行き夜行は23時の出発で翌朝5時に到着。始発のハトレック行き急行ミニバンに乗ることができます。
 エカマイ発チャンタブリ行きは1日24時間、ほぼ30分間隔で出発しています。

 ツーリストバスは主にチャン島へ向かうファランを目当てにカオサン周辺から運行されていますが、時期によっては特急バスよりも安くなる場合があるので注目すべきです。

《トラート⇔ハトレック》
  この区間は急行ミニバンを使うのが普通です。以前は約90kmの道のりにソンテウしかありませんでしたが、急行ミニバンの登場でスピードも快適さも大きく改善しました。

 急行ミニバンはトラートの特急バス降り場のすぐ横から発着します。朝6時の始発から18時の終発まで45分間隔で出発。トラートとハトレックを所要1時間半で結びます。ハトレックの15km手前にあるタイ側最後の都市クロンヤイまで60Bt.、終点ハトレックまでは100Bt.です。

 資金が不足する場合は、トラート市内かクロンヤイ市内の銀行でCDを利用します。ハトレックに銀行の支店やCDはありません。

《ハトレック⇔クロンコッコン》
 急行ミニバンが終点のハトレックに着いたら、降り場からまっすぐ歩くと、右側にタイの出国審査場があります。パスポートを提示して出国審査をします。

 出国審査が済んだら、30mほど歩いた左側にカンボジアの入管があります。ここはビザ発給所と入国審査場が同一の建物にあります。事前にビザを持っている人はそのまま入国審査場に進みます。ビザがない場合はビザ発給所で$20ないしは1,000Bt.でOK。ここは写真を忘れた場合でも100Bt.の追加で担当官のカメラつき携帯に記録を残させ、写真提出に代えることができます。
 ただ、担当官によってはドル払いを拒否したり吹っかけてくることがあるので注意しないといけません。また、タイ側へ日帰りする「ビザラン」をしようとするとワイロを要求されることもあります。代書屋もいますので絶対絡まないように

 入国審査場を通過したら、モトバイがいますのでそれに乗ってクロンコッコンを目指します。吹っかけは片道100Bt.などと言ってきますが、すぐに$1ないし50Bt.まで下がります。30Bt.(3000リエル)まで下げれば上等、逆に50Bt.以上払ってはいけません。
 モトバイに乗ったら、クロンコッコン市内に入るところに日本の援助で作られた有料橋があります。通行料金は客持ちなので、料金所で11Bt.(1100リエル)を支払います。

《クロンコッコン⇔シアヌークビル》
 1日1便の定期船が主流だったこの区間もバスでの移動ができるようになりました。バスでの移動方法に着いては後日公開します。

 定期船はクロンコッコンを朝8時に出航、シアヌークビルには12時頃に到着します。折り返しクロンコッコン行きとなり、夕方にクロンコッコンへ到着するルートです。

《シアヌークビル⇔プノンペン》
 この区間がカンボジア国内の移動では一番簡単かもしれません。道路整備率100%で公共バスも充実しています。公共バスは片道$3.5または14000リエル。

キャピトルツアー:毎日3往復
GST:毎日4往復