2022年2月17日木曜日

インドネシア宛航空小包には納税者番号が必要!!

インドネシア国営の郵便事業体『POS INDONESIA』(西ジャワ州バンドン市)は、昨年9月から国際小包郵便の取扱い条件を改定し、宛名の後ろにNPWP(納税者登録番号)の記載を義務付けることにしました。

インドネシアでは、中国発祥の『Aliexpress』『Wish』や、アメリカ発祥の『eBay』『Amazon.com』など国際ネット通販を利用した外国からの輸入が急速に増えているといい、『Tokopedia』など地場のネット通販で販売する商品の仕入れにも活用されています。このため、他国と違って輸入関税の制度が厳しいインドネシアにおいて、価格を不当に安く申告して関税を免れる、税関局から見ると関税を「取りっぱぐれる」ケースが続出しており、これを防ぐのが狙いです。

宛先が法人ならば、記載するのは必ずNPWPでなければなりません。個人の場合に限り、インドネシア国民宛は運転免許証やパスポートの番号、外国人はパスポート番号で代用することができます。

なお、民間宅配便でも同様となります。OCS(旧海外新聞普及:東京都港区)とヤマト運輸(東京都中央区)も、国別条件の中で宛先の後ろにNPWPの記載が必要と説明しました。

2022年2月16日水曜日

京成スカイライナーの時刻表【2021/2/26改正】

京成電鉄(千葉県市川市、東証1部上場)と京浜急行電鉄(横浜市西区、東証1部上場)は2月26日(土)に鉄道全線、都営交通(東京都新宿区)も地下鉄浅草線のダイヤ改正を行います。


京成のフラッグシップである座席指定特急『スカイライナー
は、コロナ禍後に臨時停車扱いで行われてきた一部列車の青砥駅(東京都葛飾区)停車が正式のものとなります。これにより、都営浅草線・京急線や、押上駅で東京メトロ半蔵門線から乗り換えてくる東急・小田急沿線在住の方、また三田駅(東京都港区)で都営三田線から浅草線に乗り換えてくる東急・相鉄沿線の皆さんも、間に日暮里までのJR山手線を挟むことなくスカイライナーを利用できるようになります。

青砥駅停車は、土曜・休日ダイヤでも行われます。







2022年2月15日火曜日

成田エクスプレス日中の運転再開!!1時間1本、大半が千葉に停車

JR東日本千葉支社(千葉市中央区、東証1部上場)は3月12日(土)のダイヤ改正から、総武本線・成田線の特別急行『成田エクスプレス』の日中の運転を再開します。

ただしCOVID-19のパンデミックが終息し、外国人観光客が本格的に戻ってくるまでは1時間1本とし、大半の列車が千葉駅(千葉市中央区)に停車するようにします。これにより、京成電鉄の『スカイライナー』が利用できない千葉市からの成田空港アクセスを強固なものとし、同時に総武快速線グリーン車からの転移による新たなビジネス需要の掘り起こしを狙います。

ダイヤは画像の通りで、コロナ前に1日27往復あった運転のうち、下り18本、上り17本までが復活します。チケットレスサービス『えきねっとトクだ値』を利用すれば、特急料金が最大半額になるプロモーションも行われます。

2022年2月14日月曜日

日中の京成本線特急が快速に…成田→都心は格安バス優位へ

京成電鉄(千葉県市川市、東証1部上場)と京浜急行電鉄(横浜市西区、東証1部上場)は2月28日(土)に鉄道全線、都営交通(東京都新宿区)も地下鉄浅草線のダイヤ改正を行います。全体的に減便基調となっており、特に京成線内では日中の本線特急が快速(2002年以前の急行)に格下げ。成田空港と東京都心を行き来する手段が、鉄道の有料特急か格安バスに事実上二極化、一般電車の影が薄くなるという時代が始まります。

現在、成田空港駅では午前10時台から午後4時台まで、本線の上野行き特急(社内では「普通特急」と呼称)と、都営西馬込行きの快速が交互に40分間隔で発車しており、両種別を合わせて20分間隔となっています。この他に、上野行きの有料特急『スカイライナー』が20分間隔、成田スカイアクセス線経由のアクセス特急羽田空港行きが40分間隔で運転されています。今回の改正では、昼間時間帯の普通特急を原則として快速西馬込行き(一部京成高砂行きまたは京急三崎口行きもあり)に変更し、快速だけが20分間隔で運転されるダイヤに変わります。成田空港駅10時28分の普通特急を逃すと平日ダイヤでは16時8分、土曜休日ダイヤでは18時8分まで、普通特急上野行きが無い計算になります。

この時間帯には、スカイライナーが60分間隔で青砥駅(東京都葛飾区)に停車するほか、スカイライナー以外の電車で日暮里・上野へ最速達とするには、アクセス特急に乗って青砥駅で本線から来る快速特急に乗り換えるという方法も設けられ、会社側では乗客の利便を大きく損ねる事態にはならないと説明しましたが、快速は成田空港駅を出ると、津田沼駅(千葉県習志野市)まで各駅に止まる、他の私鉄で言うところの準急や区間急行に相当する列車ですので、津田沼駅で京成千葉線や新京成線、または八幡駅(千葉県市川市)で都営新宿線に乗り換えて新宿や京王線方面に向かおうというお客様は、今まで以上に時間がかかることになります。ちなみにアクセス特急から都営新宿線方面へは、東日本橋駅(東京都中央区)で乗り換えができますが、新宿線の始発駅でもある本八幡駅と違って、必ず座れるメリットが無くなります。

この結果、成田空港から東京都心へは、同じ京成グループの京成バス(千葉県市川市)が運行する『エアポートバス東京・成田』が、使い方によっては優位になる可能性が出てきます。

なお株主優待乗車券でアクセス特急を利用する場合、北総鉄道(千葉県鎌ケ谷市)が管理する途中停車駅(東松戸・新鎌ヶ谷・千葉ニュータウン中央)で降りると、印旛日本医大駅(千葉県印西市)から先は北総鉄道線とみなして別途運賃を請求されます。高砂以遠に行くお客様は、全線京成線とみなして上野駅または押上駅まで乗車が認められます。

2022年2月10日木曜日

フィリピンがコロナ明け!ワクチン2回接種で隔離なし

フィリピン司法省入国管理局(BI:マニラ首都圏マニラ市)は今日10日から、COVID-19ワクチンの接種を2回以上完了することを条件に、外国人観光・ビジネス客の受け入れを正式に再開します。

フィリピンは、今回のCOVID-19パンデミックに際し、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の強力な指導の下、世界でも有数の厳しいロックダウン(外出禁止)を敷いてきました。ウイルスが2020年に猛威を振るったアルファ株から2021年のデルタ株、2022年のオミクロン株と進化を続ける中、フィリピン経済の2本柱である観光産業とフィリピン人の出稼ぎが共に激しく疲弊してしまい、一刻も早い「開国」が待ち望まれるようになったといわれています。

しかし2022年に入り、デルタ株の終息を待って観光産業を再開しようとしたところへオミクロン株の流行が襲い、「開国」は事実上、延期されてきました。

今回、日本ではまだまだオミクロン株が猛威を振るっていますが、先に流行が進んだ東南アジアでは徐々に下火になってきており、タイに続いてフィリピンも開国を決めたことで、東南アジアへにおける人と物の移動が、パンデミック以前の状態へ戻っていくのではないかと期待されています。

フィリピンがビザなし入国を認めているすべての国からの観光・ビジネス客は、COVID-19ワクチン(コミナティ/ファイザー、オックスフォードAZ/アストラゼネカ、モデルナなど)を2回接種したことを証明する書類ないしはスマホアプリ(ワクチンパスポート)と、PCR検査陰性の結果証明書を入国審査の際に提示すれば、以前同様に30日の入国許可が与えられます。検疫所指定の隔離施設に入る必要はありません。

これに伴い、各航空会社は日本とフィリピンの間の国際線を順次再開していきます。日本航空(JL=JAL)、ANA(NH)、フィリピン航空(PR=PAL)のフルサービスキャリア3社は東京(成田・羽田)~マニラ線を毎日1便以上に戻しており、そのうちフィリピン航空は関空~マニラ線も毎日1便運航を復活させました。LCCのセブパシフィック(5J=CEB)も3月には成田・中部セントレア~マニラ線を週3便ずつに復便。3月末からの夏スケジュールでは週4便以上にし、需要の回復を当て込みます。コロナ前に運航していたLCCのジェットスター・ジャパン(GK=JJP)とフィリピンエアアジア(Z2=APG)も将来の再開を目指しています。

2022年2月8日火曜日

DJ北林さんが死去…ヒートショック、2ヶ月経って発見

クーロン黒沢ファミリーの一員で、DVD作品『やさぐれ旅行人DJ北林』ナビゲーターとしておなじみだった『DJ北林』こと西野今朝彦(にしのけさひこ)さん(東京都出身)が、2021(令和3)年2月にヒートショックから来る急性心不全のため亡くなっていたことが明らかになりました。享年60歳でした。

1月4日に東京・池袋で開催された『DJ北林メモリアル浮遊会』の席上、クーロン黒沢より遺体発見時の映像も交えて説明されました。それによりますと、西野さんは2021(令和3)年2月頃、東京都西東京市の自宅で風呂から上がった際、ヒートショックによる急性心不全を起こして倒れ、一人暮らしだったため誰にも連絡できないまま息絶えてしまったとのことです。

春4月になり、2カ月以上も連絡が途絶えてさすがにおかしいと判断したクーロンが警察と消防に通報して自宅に強行突入。台所で変わり果てた姿の西野さんを発見したと、クーロンは語りました。

1960(昭和35)年生まれ。80年代後半から日本・タイ・カンボジア・フィリピンを行き来する生活を30年以上に渡って続けていて、例年日本の冬の時期はタイかフィリピンにいることが多かった西野さんでしたが、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックで出国が困難になり、1年を通して日本で過ごそうとした矢先の突然死でした。

董事長ふくちゃんがDJと出会ったのは、2006(平成18)年のこと。ビーマンバングラデシュ(BG=BBC)とエジプト航空(MS=MSR)が相次いでバンコク経由成田線の運航から撤退し、今後利用するべき航空便を相談しに来た時でした。当時はフィリピン航空(PR=PAL)しか選択肢がありませんでしたが、その後LCCのセブパシフィック(5J=CEB)が事業を拡大し、以後西野さんは2019年に最後の出国をするまで、セブパシフィックとAirAsiaグループを主に利用するようになりました。そして、AirAsiaの機内で売られている赤のポロシャツがいつしか西野さんのトレードマークとなっていったのです。


「熱帯仕様になっていた」(ブログ『SEX戦線異常なし』最後の更新より引用)身体が、日本の冬に耐えられなくなっていたのでしょうか。今は、謹んで冥福を祈るしかありません。

2022年2月7日月曜日

Googleアカウントの乗っ取りは最大のリスク!!

Traveler's Supportasiaは17年目で、最大の危機を迎えました。

サイトの立ち上げ以来、更新に使用していたGoogleアカウントが、ロシアのクラッカー(ハッカー)に乗っ取られ、使用不能となってしまいました。これにより、前のアカウントに連携していた2000本余りの記事を載せたブログが今後更新不可能となりました(なお旧サイト自体は現在も公開状態ですが、「supportasia.com」ドメインとの連携を解除しており、ブログ本体からはご覧いただけなくなっています)

これを機に全面リニューアルも検討しましたが、立ち上げ以来使用していたテンプレートが再ダウンロードできましたので、スタイルを変えずにまったくイチからやり直すことにいたします。

Androidの登場で、Googleアカウントはインターネットユーザーにとって切っても切れない関係になりました。Androidスマホのすべての機能を使うにはGoogleアカウントが絶対必須です。そのため、万が一に備え、Googleアカウントは最低でも3つ持つ必要があります。メインで使うGMail、スマホアプリの課金に使うGoogle Pay、そしてBloggerにブログをホストしている方はBloggerも、すべて別のアカウントにするのが理想です。

中でも、Google Payを連携するアカウントに、メインのクレジットカードを紐づけてはなりません。iPhoneとAndroidの両方をお持ちの方であれば、普段使いのスマホはiPhoneとし、Androidはサブに。iPhoneには2ファクタ認証を必ず設定してください。こうすれば万が一Apple IDのパスワードを乗っ取られても「許可しない」一発でハッカーの侵入は不可能です。当然その後にパスワードを変更すれば完璧に防衛できます。

メインカードはApple Payのみに紐づけ、QR決済アプリやモバイルSuica・PASMOもiPhoneのみで使用するようにしないといけません。さらにどうしてもの時に備えて、Apple PayにもGoogle Payにも紐づけないデビットカードないしはブランドプリペイドカードをメインのiPhoneで作っておき、そこに十分な残高を入れておくなどすれば、万が一生命線のApple IDが乗っ取られた場合でもカードが再発行できるまでの期間食べつなぐことができ、この上ない安心が得られます。

そして、Bloggerを設置したアカウントは、スマホから更新するとか、余程の事情がない限り、スマホには連携してはいけません。Google Payを別にはできないという方も、GmailとBloggerだけは別にしておかないと、Gmailを乗っ取られたときにBloggerも管理できなくなってしまいます。

ちなみに、ハッカーはGoogleアカウント以外に、Facebook、Instagram、TwitterといったSNS、またAmazonやAliexpressなどの国際通信販売サイト、そしてWISE・Paypalなど国際送金のアカウントを真っ先に狙ってきます。WISEはデフォルトでスマホを利用した2段階認証が行われますので、万が一パスワードを盗まれてもお手元のスマホでログインを拒否した後に、パスワードを変更すれば防衛できます。WISE以外の国際送金をお使いの方も、必ず2段階認証にしてください。

特にPaypalとGoogle Payの連携は不正があったときのリスクが極めて高くなります。PaypalアカウントをGoogle Payに連携すると「事前承認」システムが効いてしまい、その後に不正使用を主張したとしても一切返金されません。さらにPaypalアカウントを解約する際に残高が残っていると、全額Paypalが指定する慈善団体に寄付され、ユーザーには1円も返ってきません。

なお、主要なSNSのアカウントは防衛することができましたので、董事長ふくちゃんの連絡先をご存じの方は今後も他のSNSのメッセージ機能でご連絡くださいませ。

それでは、引き続き皆様にはご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。