2023年7月7日金曜日

インドネシアのITガジェット持ち込み事情が改善

インドネシア税関総局は、2021年10月からすべての外国人入国者にオンラインでの税関申告『E-CD』の実施を義務付けました。コロナ禍前の2020年以前は、税関ですべての荷物をX線検査し、一人で多数のITガジェットを持参しようとすると、2台を残して没収された例や、空港でデポジットを払って預かりとなることもあったりしましたが、多くの方が3台以上のスマホやタブレットを持って入国しても、お咎めなく入国できるケースが増えてきています。

E-CDは、入国予定日の3日前以降に、以下のWebサイトにアクセスして登録します。

https://ecd.beacukai.go.id/

専用サイトの1ページ目は、パスポート番号や氏名などの個人情報を入力します。続けて2ページ目は荷物の個数、3ページ目で申告が必要な物品の有無をチェックします。

そして4ページ目が、入国後90日以上経過した後も使い続ける予定のITガジェットに関する申告です。長期ビザ・KITASを保有している外国人が、今回の入国後90日以上経過した後も使い続けるガジェットがあるのであれば、ここでIMEI番号・色・ストレージ容量などの端末特定情報を入力します。ただし、価格がUS$500(約7万円)を上回る場合、関税がかかります。
なお、90日以内に持って帰るのであれば申告は不要で、そのまま次のページに進みます。

最後に、入力内容に虚偽がないことの宣誓にチェックを入れれば、情報入力は完了。税関職員に見せるQRコードが生成されますので、スマホならスクリーンショットを撮り、パソコンから入力した方はコードを印刷します。

後は、当日の入国審査通過後、荷物を受け取ったら税関職員に生成されたQRコードをスキャンしてもらえば、税関検査は終了。多くの方は、これまで難関とされていた荷物のX線検査もなされることなく、出口へ案内されてインドネシア入国となります。