例えば静岡県へ行く場合は、東京駅でJRの『東名ハイウェイバス』に乗り換えるのが最も手っ取り早い方法です。

逆に、御殿場インターを21時過ぎに通過する最終の東京行きスーパーライナーに乗れば、東京着23時。日付が変わった後の午前1時30分に出る『東京シャトル』(京成バス)の深夜便に余裕で接続できます。成田着後は2タミ1階の北ウェイティングエリアで朝まで過ごせるので、翌日早朝発のLCC国内線やタイエアアジアX(XJ=TAX)、Scoot(TZ=SCO)のバンコク行きにチェックインするのであれば、バスを使って早めに成田入りするのも手でしょう。
裾野市、長泉町、沼津市方面へは『さんさん沼津号』(富士急シティバス=静岡県沼津市)が1日5往復あります。東京駅を午前に発車する便がないため、東南アジアなどから早朝に到着する便では東京駅到着後かなり待たされることになりますが、それでも沼津駅北口まで1,000円+2,060円=3,060円で、直行便の4,600円と比べて34%も安くなります。往復利用も可能な2枚つづりの『得ダネ回数券』なら、さらにお得です。
富士市・富士宮市方面は『やきそばEXPRESS』(JRバス関東&富士急静岡バス)が1日11往復運行。こちらは沼津線と違って東京駅午前中発の便があります。東京駅10時丁度の発車で、成田2タミを8時丁度発の東京シャトルに乗れば間に合い、お昼休みの時間帯に富士宮へ到着します。運賃は通常でも1,000円+2,570円=3,570円で、直行便の5,300円との差は歴然です。

山梨県では、東京駅で乗り換えできるのが『東京駅~河口湖線』(富士急山梨バス=山梨県富士河口湖町)しかありませんが、富士吉田市、富士河口湖町、忍野村、山中湖村へは1日2往復の直行便(京成バス)と比べて時間の選択肢が広がります。運賃も河口湖駅まで1,000円+1,800円=2,800円で、直行便を前日までに予約した時の割引よりもさらに500円安くなります。