2022年2月17日木曜日

インドネシア宛航空小包には納税者番号が必要!!

インドネシア国営の郵便事業体『POS INDONESIA』(西ジャワ州バンドン市)は、昨年9月から国際小包郵便の取扱い条件を改定し、宛名の後ろにNPWP(納税者登録番号)の記載を義務付けることにしました。

インドネシアでは、中国発祥の『Aliexpress』『Wish』や、アメリカ発祥の『eBay』『Amazon.com』など国際ネット通販を利用した外国からの輸入が急速に増えているといい、『Tokopedia』など地場のネット通販で販売する商品の仕入れにも活用されています。このため、他国と違って輸入関税の制度が厳しいインドネシアにおいて、価格を不当に安く申告して関税を免れる、税関局から見ると関税を「取りっぱぐれる」ケースが続出しており、これを防ぐのが狙いです。

宛先が法人ならば、記載するのは必ずNPWPでなければなりません。個人の場合に限り、インドネシア国民宛は運転免許証やパスポートの番号、外国人はパスポート番号で代用することができます。

なお、民間宅配便でも同様となります。OCS(旧海外新聞普及:東京都港区)とヤマト運輸(東京都中央区)も、国別条件の中で宛先の後ろにNPWPの記載が必要と説明しました。